昨日、体調を崩して仕事を休んだ。
小中高と皆勤賞の私にとって、仕事を休むというのは
少し前までとんでもなく高いハードルだった。
以前うつになったとき、本を読んだり人の知見に触れて
「人が一人休むくらいで回らなくなる職場はそもそも機能していない」
という金言を得てから気軽に休むようにしている。
少々語弊があるが、「あ、無理そう」と思ったら休む旨を連絡する。
それだけで健康もメンタルもすこぶる楽になることに気がつくまで
30年もかかってしまった。私もまだまだお子ちゃまである。
だがしかし、良くも悪くも昔の人は「休みは甘え」という考えがあるのだろうか。
今の職場は平均年齢が少々高めなので、休んだ翌日はとんでもなく嫌味を言われる。
というか丸一日無視される。
休みを頂いて申し訳ございませんでした、と他のスタッフ一人ひとりに挨拶に行く。
次休まないようにするために改善策を報告する。
フォローしていただいた方には手土産を。
まぁ挨拶に行ったところでシカトされるわけだが。
このとき、週に1回会うか会わないかの掃除のおばちゃんのほうが
よっぽど優しく労ってくれるのがせめてもの救い。
「声しんどそう、大丈夫?」
「お互い頑張ろうね、お大事に!」
こう声をかけていただけるだけで、どれだけ心が楽になることか。
休むことへの罪悪感を植え付けるよりも、
休んで回復したから尚一層仕事に励みます!!の方が
職場が明るく回ることに、なぜオツボネ様たちは気が付かないのだろうか。
私の対応が気に入らなかったであろうオツボネ様が
各所にコショコショと話をしに散策する姿を見てなんとも情けなくなる。
私だってとんでもない二日酔いで嘘をついて休んだとか、
寝坊でとっさに休みます!とか連絡をしたわけではない。
私を分かってあげられるのは私しかいない。だから、休んだ。
それだけのことなのに、後ろめたさを植え付けてくるのってやばくな〜〜い??
とか、病み上がりで色々と考えてしまった。
ただ嘘でもいいから一言、「大丈夫?」と言ってもらえれば
満足できたであろう私のこころ。
なかなか厄介ではあるが、それでも、私は私を大事にしたい。