今のところ2025年一番買って読んで良かった本大賞受賞候補です。
この本は『東洋哲学者たちはどのように悟りまでたどり着いたのか?』というところをピックアップしています。
だれででも知っている偉人が、偉人たるになるまでの話。
どいつもこいつも結構変態です。
みんな「しんどい」の答えを探して
どの偉人をとっても、世界の不条理さやこれおかしくね?という疑問・葛藤を抱き、その答えを求めるために『では自分とはなんだ?』を考えるという頭痛が痛くなる内容。
その結果、タイトルどおりの「自分とかない」にたどり着く。
これめちゃくちゃ怖くないですか???
「ある」と思って探していたものが、実は「ない」って。
「自分」が「ない」と気がついたものを書籍にまとめた結果が人生の教えになったり宗教になったり。
つまり多くの人類が求める答えが、「ない」ことから始まっているって、そりゃ気が付きませんわ、と。
すべてが現代語訳されて、かつ現代語で説明されているのでわかりやすいし読みやすい。
その昔漫画『鋼の錬金術師』で『一は全 全は一』というめちゃカッコいい名場面がありますが、これがどういうことかも解説されている。
『つまりは・・・!!』となるまで、偉人たちは自分を追い込み、虐め抜き、苦しみに耐え、周りをドン引きさせながら修行に励みました。
が、時は令和、めちゃくちゃ簡単に哲学の教えを学ぶことが可能に。
ありがたいね。
著者のしんめいPさんは表紙の通り、ニート、結婚・離婚、など結構な苦労をされている方です。
私も恥の多い人生を送ってきた身故、こういう方の話ならなんか答えあるんちゃうの!!??と思って表紙買いしました。
結果、大学の先生による監修もあるめちゃくちゃしっかりした優しい哲学書でした。
これ本当教科書にしてもいいと思う。
私が今まで他人にすすめる本は「神さまとのおしゃべり」と「7つの習慣」でしたが、三冊目に無事ランクインしそうです。
↑NEW!!!↑
寝る前に宇宙についてとか考えちゃう人に読んで欲しい
私は元々クソネガティブ野郎なので、メンタルが弱まると「どうせ人間死ぬのに何故快楽を求め人を欺き生きているのか」とか「宇宙のはじまりは我々に何をもたらしまた誰がどのようにその営みを求めたのか」とか、めちゃくちゃいらんことを考えて余計に眠れなくなるタイプです。
ですが、この本を読んでから「まぁ自分とかねぇしな」と思えるようになりました。
それぐらい結構衝撃的で目からウロコの一冊。
ネガティブで人生\(^o^)/オワタという方にこそ読んで欲しい。