流石に無理。暑すぎる。
別に何と戦っているわけでもないが、私はエアコンに対してものすごく抵抗がある。
電源をつけてしまえば『何て快適なんだもっと早くから使っていればよかった』と思うのに、どうしても自分1人のために、と思ってしまう。
私は冗談ではなく人の3倍は汗をかくので、部屋で何もしていなくても汗をかく。首にかけたタオルは1時間でびしょびしょになる。
食事をすれば食事誘発性熱生産により汗をかく。
メイク中はお粉を叩く側から玉の汗が噴き出る。
お風呂上がりは化粧水なんだかボディクリームなんだか汗なんだかもうわからない。
もちろん水分補給は気をつけているがなによりもあまりにも頑健な体を持っているため、熱中症や脱水症まではならないが、それでも3歳児ぐらい汗をかく。
そんな私がついにエアコンのリモコンに手を伸ばした。「もうええやろ」の気持ちである。
「もうええ」が何に対しての「もうええ」なのかは私にもわからない。もはや意地である。
エアコンについて言及することがあるとすれば、小学生の時の環境問題に関する学習がある。確か総合的な学習の時間的なものだったと思う。
資源を無駄に使うとよくないとかゴミの分別が重要とかそういう一般的なことからはじまり、地球温暖化やオゾン層の破壊という脅しでまとめる。
『地球全員が協力しないと地球温暖化はとめられないよ』というキレイどころがオチなわけだが、当時小4ぐらいの私はいたく恐れ慄き、エコな生活を心がけたものである。
そういう訳か今でも食器用洗剤は分解されやすい固形石鹸を使用しているし、できるだけ環境負荷の少ない商品を調べたり買ったりするようにしている。(環境にやさしいものは得てして体への負担が少ないものが多いのがおもしろい)