先日なかなか興味深い話聞いた。「若い頃の恋愛なんて予防接種といっしょなんだから」と。なるほど面白いと聞かせていただいた。50代の男性だった。
男性が言うには、若い頃の恋愛は予防接種である。いろいろな人を経験して、「こういう人もいるんだな」「こんな人がいいな」「こんな恋愛もあるんだ」と勉強して耐性をつけていくのだという。過去の失恋を傷と思わず、自分の糧にしていくことでよりよいパートナーを選ぶことができる。なるほど面白い。仕事ではよく言われることだが、確かに恋愛でもそう言えるかもしれない。
TEDで数学者ハンナ・フライが「愛を語る数学」と題して、恋愛のパートナー、特に結婚相手選びについてプレゼンテーションしている。彼女によれば生涯お付き合いする人の中、最初の37%は真剣な結婚相手としてはお断りすべきだ、と数学的には言えるらしい。
恋愛と言うロマンチックで予測ができない部分を数学的に考えるロジックさが面白い。そして、彼女のスピーチの内容も同じく、要約すると「ちょっと遊んでからパートナーを決める方がいい」ということだ。だが結局未来がわからないから37%の線引きを決めるのは自分自身の直感だったりするのだろうが、非常に興味深い研究だ。
ハンナ・フライも言っていたが「一人に決めてしまうとその後の人のことはわからないし、また時間を戻して選択をやりなおすこともできない」。お付き合いの時もそうだが、結婚より離婚の方が時間も体力も必要で大変というのがその最たる例だろう。過去をうらやんでも未来は変わらないし、結局運とタイミングなのだろうか。
こちらがどれだけいいなと思った相手も、タイミングが悪ければご縁はつながらないし、ただ本当に必要なご縁であれば最もよいタイミングで繋がると聞いたことがある。縁結びの神様は中々気難しいらしい。とにかく、縁結びの神様のご機嫌がよくなるまではしっかり予防接種を受けて自分に経験をつけていくしかなさそうだ。

