かなスの巣

後腐れのない日記帳

インターネットの真実を探して/素顔なんてない

 昔から騙されやすい。騙されやすいというか、真実を見抜くことが苦手過ぎる。

SNSに真実はあるのか

 「インターネットに真実はない」とこんこんと説いている私だが、未だに「Ohマジかよ」と騙されることばかりでイヤになる。

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 別に騙されたと言っても金銭をむしり取られたとか無駄な情報開示だったとか、実害があるわけではないのだけれど、まぁちょっと考えればわかるよなということを露呈されると結構落ち込む。疑わない私が悪いのは確かに一説、でもそんなことするとは思わないじゃないですか!?とインターネットどころか人間不信になりとうだ。

 インスタグラムが好きでダラダラとみているのだけれど、いわゆる「キラキラ女子」のショート動画が流れてくるたびにため息をついて関心していた。「20代OLの休日Vlog」などと題して、華奢な体、サラサラなロングヘアー、キラキラのネイル、ヘルシーで健康的な食事、オシャレで生活感のない部屋。一体どんな得を積んだらこんな暮らしができるってんだい!と思うばかりである。しかし、この「キラキラ女子」、レンタルルームで撮影をしているというネタが飛び込んできたのだ。

 もちろんすべての人が一概に言えるわけではないと思う。ただ、レンタルルームという概念がすっぽり抜けていたから、本当に驚愕した。以前一度、コロナ渦で友人とどうしても飲み会がしたくてレンタルルームを使用したことがあるが、確かにレンタルルームなら生活感もなく、必要最低限のオシャレな家具たちが揃っている。そしてその時の部屋には撮影用の照明があった。酒飲み同士でストゼロのレビューをする最底辺のYouTubeごっこをした記憶がある。

 必要な資材だけ持ち込んで撮影すれば、確かにさも毎日暮らしているような算段になるというわけか。なるほどアッパレ、本来の利用用途からも外れていないし、本当に頭が良すぎるのではないか。

 このタレコミは「汚部屋住人だから撮影の時はレンタルルームを使用している」と明言されている方が「キラキラインフルエンサー(w)と同じ部屋だったウケる」という内容で発覚した。レンタルルームは数あれど、いつかは被るのは真理なり。真実はいつどこで露呈されるかわからない。

 

 撮影環境にとどまらず、「めちゃくちゃ美人さんだな」と思っていた方のお顔がAIで処理されているなんてこともザラにあって本当になにも信じられない。これはふとした瞬間にAIの処理が追い付いておらず、一瞬の違和感で判明する。大好きな元同人作家のクリムゾン先生がAI(超高性能3Dアバター)と知ってちょっと泣いた。イラストもお顔もお体もすべてエロい44歳がいてはたまったものではない。逆にちょっと興奮するまでもある。

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 気が付いたからと言って「だましたな!!!!?!?」とキレるつもりは一切ない。というか、クリムゾン先生がこの期に及んで素顔を露出させるはずがないのだから考えればわかる。本当にもう少し世界を疑った方がいい。

 

 「ちょっと考えればわかる」ことってどうしたら学習できるのだろうか。通信教育とかないのかな。こういうちょっと機転がきけばわかることに毎回驚愕し落ち込むのも少し疲れてきた。もう今後は逆に、真実に気が付かないよう努めるしかないと思う。