久々に食事に関するヒット漫画と出会えました。嬉しい…
メゾンプアナの7人の食卓(オトクニ著)
大阪、20代から60代の7人の女性が住むシェアハウス「メゾンプアナ」。毎週金曜の夜は7人全員で食卓を囲むことがルールです!! それぞれが抱える問題や悩みを、旬の料理とともにわかちあい、にぎやかに暮らしています。(Amazon紹介文から引用)
女7人の当番制金晩ごはん
女7人のシェアハウス、毎週金曜日の夜に全員で夕ご飯を食べる姿を切り取った内容。
女だらけでこんなにうまく生活ができるかいな、というリアリティは一回さておいて、やっぱりオトクニさんの描かれる人間って、本当に応援したくなるピュアさが素敵…
結婚とか子育てとか仕事とか女性の体とか、生きている限りいつかは向き合わなければならないこと。
「今週末のご飯は何にしようか?」と相談すること。行事を楽しむこと。誰かを応援すること。誰かに支えてもらうこと。
ご飯の丁寧さと相まって、もういろいろと染みる…ちょっと泣いちゃったもの…
レシピ自体は「きのう何食べた?」みたいな汎用性やアレンジ性のあるものより、ちょっとだけハレの日感があるものが多いかな。調理のコツや「ちょっと一品」について丁寧なのはやっぱり何食べなのよね。
だからこそ、ここ一番!の時に挑戦してみたいご飯にいいかも。ちょっと華やかだったり、普段より少しだけ丁寧なご飯が食べたいとき。そんな時にパワーを分けてもらえるレシピたち。
ストーリーも本当に、女ってそうよね、仕事ってそうよね…とついホロリ。
女同士の食事風景だと「作りたい女と食べたい女」「新米姉妹のふたりごはん」あたりを思い浮かべるけれど、これはもっと現実的な、20代~60代の幅広い人生と悩みがピックアップされている。
これがちょうどいい具合に重すぎず、軽視されず、で程よく読める塩梅になっていて素晴らしい。悩みが重篤すぎると食事風景が入ってこないものね。
恋愛の要素はほぼなくて、一人ひとりの生活の中で抱える不安や悩みを、ゆっくり丁寧に解いていくような、優しい作品。むしろ結婚生活を重ねた60代の話の方が生々しくてよかった。
本当に、ご飯漫画で久々にほっこりした・・・さすがオトクニ先生。
登場人物がみんな応援したくなる!ような人ばかりで、つい感情移入して泣いちゃった。
だいたいどのお話もイイ感じにおさまるけれど、それが漫画にありがちな「そんなうまい話があるかいッ!」ってことはなく、自ら向き合って解決するためにメゾンプアナの7人が…という内容で、ストンと胸に落ちるものばかり。
これは次の4巻が楽しみだな…こんな食事会なら、私も参加してみたいかも。
