かなスの巣

後腐れのない日記帳

自分との約束を守るキーケース

 1月17日は私の誕生日だ。誕生日に先立ち、自分に一つプレゼントを購入した。

キーケースはトリガー

 去年の誕生日から決めていたことだが、イルビゾンテのキーケースを自分のために買うと決定していた。

 というのも、4年前の誕生日にイルビゾンテの財布を購入していて、その2年後にはカードケースを購入してる。

 

 そろそろキーケースを買い替えたいなぁと思ったのが昨年のこと。

 今まで使っていたキーケースは、東京から大阪に転職する際、当時働いていた職場から退職祝いとして頂いたものだ。

 退職祝いは何がいいかと聞かれて、新居を別と土地に構えることから、お守りとしてキーケースをお願いした。

 実は実家から東京に出てくるときにも、勤め先の退職祝いとして同じくキーケースを頂いていた。「初めての一人暮らしのお守りにしてね」と渡されたピンクのキーケース、ボロボロになって処分してしまったが、心細い中とても嬉しかった。

 

 そんなわけで私にとってキーケースは、「暮らす」ことに関する一番大事なお守り。

 たかがキーケース、されどキーケース。これだけは絶対に妥協で持ちたくないものだ。

 

 もう7年?以上使ったキーケースとお別れし、新しく購入したのはやっぱりイルビゾンテ。なんか好きなのよね~~~。

 スナップボタンが2個って使いにくいのでは?と思ったけれど、意外と手になじんで使いやすい。色は前任へのリスペクトを忘れないよう同じにした。

 

 正直、今の経済状況からすると、こんなものを購入している場合ではない。

 靴・服もボロボロで数が少ないし、税金の支払いどころか日々の生活にヒーヒー言っているプータローの身、ハッキリ言って新しいキーケースなんて贅沢品を購入するなんて言語道断である。(念のために明記しておくと前職でメンタルがアレしたので働けない)

 でも、去年の誕生日にカードケースを購入した時、「来年の誕生日にはキーケースを買って、手持ちの小物は全部イルビゾンテで統一しよう」と決めたから、守らなければならない。

 自分との約束も守れないようなヤツが、他人との約束を守れるわけがない。自分を大事にできるわけがない。

 本当に購入するか、1か月ぐらい真剣に悩んだ。たかが一万円かもしれないが、私にとってはとんでもなくデカい一万円である。

 今ここで買わなくてもいずれは買える。でも、「次の誕生日までは頼むな」とお願いしていたキーケースに勤続延長をお願いするのはどうだ?

 何より、大好きなイルビゾンテの小物たちで揃えたバッグは、中を見るたびに幸せな気分になるんだろうな、と想像することはあまりにも容易い。

 そもそもイルビゾンテの財布を購入しようと思ったのは、「そろそろ年相応のちゃんとした小物を持とう」と思ったことがきっかけだった。お会計の時にチープでボロボロのお財布を取り出すより、ブランドもので使い込まれた皮の貫禄漂うお財布を手に持ちたい。

 言わば憧れから始まったものだが、4年経過しても尚その思いがある。

 その思いを裏切りたくなくて購入した。

 

 やっぱり購入してよかった。

 今まで使っていたキーケースはよく見れば結構ボロボロになっている。普段何の気なしに使っていたが、大往生だろう。

 私にとってキーケースは、実家を出て単身暮らす上でこの上ないお守りであり、誕生日プレゼントは自分との約束である。

 自分を蔑ろにせずに済んでよかった。絶対後悔していたと思うから。