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【緊急】愛欲のるつぼ pupa読書感想文【ネタバレなし】

kns7-pink1
とらちゃん
とらちゃん

こんにちは。読書の時間だよ

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pupaが無料で読めるぞ!!

ついにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

今までもいろいろな鬱漫画を読んできましたが、pupa(ピューパ)!!!

もちろんずっと気になっていたけどなかか手が出せず・・・の一作でございます。

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もうこの表紙からわかる絶望感!!

ただ、この漫画を中々読めなかった理由として、

ここが注意点
  • ごっつい兄妹愛
  • カニバリズム
  • グロ
  • 異形

マジモンの「問題作」と聞いていたから。詰め込み過ぎだよォ!!!

「兄妹愛」で止められる愛?

と言っても性的に・・・ということではなく、親から虐待を受けた心の傷からお互い精神的に依存している様を「愛」の一言で表現するにはちょっと重苦しい、そんな二人の物語。

ある日妹がバケモノ(pupa)に変身してしまい、その変身を食い止めるために不死身になった兄が生餌となり自分の肉を食わせるという狂いっぷり。やめてよ。

これだけであればまぁまだ「大好きな妹を救うためだもんネ・・・」とまぁなんとか、無理やり納得することはできるけれど、問題なのはカニバリズムの本質とも言える、使命と快楽と境目が次第に曖昧になっていく恐怖。

兄妹、しかも長年守る対象として大事にしてきた妹に食われる兄。

これを美徳として描いているようで、これから巻き込まれている不可解の序章として提示されていることが一番の恐怖なのかもしれない。

蛹(さなぎ)から羽化する儚さと葛藤

本作はとにかく「pupa(英語で昆虫の蛹の意味)」の行く末についてがメインテーマである。

羽化するか、それとも誰の目にとまることなく枯れていくか。蛹の中身はドロドロであると作中では表現されているが、その先にどんな姿を見せるかは羽化の瞬間まで分からない。シュレディンガーのネコのように。

ややあって妹の夢がバケモノに変身してしまったことを「羽化」と形容しているが、蛹はいつか必ず羽化するかそのままの姿で生涯を終えるかを選ぶことになる。

兄の現(うつつ)は夢が羽化してもも蛹のままでもなく、とにかく元の「夢」に戻すことだけをすべてにその身を妹に受け渡す。夢は自分の抑えきれない空腹と「オイシイ」兄、「pupa」と「夢」の狭間で葛藤しながら物語は進んでいく。

親と子、因縁じみた愛

現と夢は幼少期から非道な父によって激しい暴力を受け、父が出て行った後は母からも虐待を、そしてついに父母共に帰ってこなくなる。

そのことから現は夢を守ると執念に近い約束を守るため、自らが生餌になることを決意したわけだが、やはりこの歪な親子関係も本作のテーマの一つだと思う。

親から受けたものを子に託すように子孫は続いていく。その中で生まれた軋轢は時に愛の形さえも正解を失ってしまうが、一般的な「愛」を知らなければ最適解さえわからず、こうして負の連鎖は次第に血では越えられない、耐えがたい歪さとなる。

現は同じ血が通う父に対して恐怖とそれ以外の感情を抱くが、夢とまた違う親子の形は思わぬ形で「羽化」してしまう。

果たしてこの家族は誰が加害者で、誰が被害者なのだろうか。

異形のグロと狂気

本作が鬱漫画として、またそれ以上に「閲覧注意」とされているのはその「異形」さにある。

パッと見ただけでは姿を変えた夢はドラゴンのような、どこか可愛らしさすら感じる姿である。でもあくまで蛹、どのように羽化するか分からない不安定さがある。

この不安定さの輪郭がはっきり見て取れる恐怖が全ページに続く。最後の方とかマジでヤバイ。気が狂いそうだった・・・

「バケモノ」と相性が良い「マッドサイエンティスト」もちゃんと登場するので楽しみにしてほしい。マジで頭おかしい。

こういう人間外の生き物をヒトの手で懐柔しようとするのは「ディザインズ」とも近しいものがあるが、それとまた違う、あくまで「未知」の生物を取り扱う点で不気味さがかなり違う。

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ディザインズとは
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未知の異形なバケモノが与える恐怖と不快感が緻密に書きこまれていて、ちゃんとイヤ~~な気持ちになる。これはすごい。

まとめ:鬱くはないけどただグロイ!

結末はさておき、読み進める中で鬱さが・・・ということはあまりなくて、それよりもグロさが勝つ。やっぱり蛹、昆虫をモチーフにしているだけあってそういうものだと思う。

兄妹の愛をどう捉えるかによって読みごたえが変わってきそう。現を「甘ったれ」と見るか、夢を「ちゃんとせぇ」と見るかで全然内容が変わってきそうだが、ちゃんと期待を裏切る結末になるのでそこだけは安心してほしい!

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