菜の花・山菜・大人あじ
スーパーで菜の花が安かったので買ってきた。小さめ4枚くらいで98円、一人暮らしにはちょうどいい。
菜の花調理はじめて
実は今まで菜の花を調理したことがなかった。食べたことはあるけれど、自分で買って料理してみようと思ったことがない。
緑豊かな田舎に育ったこちらとして、菜の花は河川敷に咲き誇る黄色いお花であって、食用より観賞するもんだと深層心理に沁みついているのかもしれない。
小学生の時「総合的な学習の時間」で菜の花の種を集めて菜種油を採取する経験をしているが、あまりにも非効率だったことは小学生ながらに覚えている。
とは言え実家にいた時は絶対食べていただろうけれど、まぁそんなにたいして感動するものでもなく、そこらへんで摘んできた葉っぱ。なんでこんな葉っぱによろこぶのか、このまま放っておけばきれいな花が咲くと言うのに。大人はわからない。
そんな私も都会で歳を重ねていき、河原の菜の花畑をすっかり忘れたころに「菜の花のおひたし」なんかを見ると「おっ」とそそられるものがある。
緑の滋味深さにやっと興味が持てるようになったなんて、すっかり大人だなぁ。
そんな折に見つけた菜の花、購入してどうしてやろうかと悩んで、結局無難に「さっと煮」みたいにした。

厚揚げと一緒に炊いてやれば美味しいお出汁が出るから、ほんの少し砂糖・みりんを多めに入れたら優しい甘さになる。ついでに入れたエリンギ・エノキもイイ感じ。
初めての調理にしてはちょうどいい歯ごたえに仕上がって大変満足。
昔はもっと苦みが気になったような気がするけれど、大人になったのか、味付けが強かったのか、何にしてもこれが「春味か」と勉強になった気分。
実はタラの芽やフキノトウもちゃんと食べたことがない、気がする。
多分食べているんだろうけれど、なんだかどうも印象がない。

以前母の友人が営業している「摘み菜(薬草・山菜)」をメインにした料理屋さんで、多分いただいているような気がする。フキノトウの天ぷらっぽいの、ある。
でも、「うわ~~これが山菜の苦み!春だねぇ~~!」と言った記憶がない。「うまっ、サクサクやん!」ぐらいの浅~~い感想だったような。
多分二年前くらいだが、当時の私には山菜のありがたみ・滋味深さが全く分かっていなったようだ。成長したと思うことにしよう。
だからこの春は、フキノトウ、タラの芽、ウドなんかを食べてみたいと目論んでいる。実際に調理してみたらいいんだろうけれど、できれば天ぷらでいただいてみたいなぁ。
あと、かつお菜という福岡県名産の野菜も気になっている。冬の緑の野菜は美味しいと相場が決まっているから、どうにか食べてみたい。
もともと肉より米より野菜が好きだけれど、歳を重ねて趣向が変わっていいことだ。
フキは祖母宅の畑横に自生しているものがあるから、下処理なんかもしてみたい。山菜のアク抜きみたいな一手間もやってみたいなぁ。
食べるだけでなくて調理工程に興味が向いているのは我ながら面白い。春の野菜、もっと食べたい。