スナックかなえ ママの手酌酒

泥酔したら閉店するわよ

のどの不調 どこから治す

爆裂に喉を痛めている。

厳密には痛みはない。ただ声がしゃがれて、咳がでる。

喘息持ち故に最初こそ「寒暖差のせいかな〜」と考えていたが

あっというまに声が出なくなりオカマちゃんのような

ヴィスパーヴォイスになって二週間が経ってしまった。

 

当然仕事にも支障がでるので今朝は耳鼻科に行ってきた。

否、行こうとしていた。

 

9時30分診察開始の病院だが、予約は9時からヨーイドンで受付しているので

8時45分には自動ドアの前で待っていた。先着は誰もいない。ラッキー!

 

 

今日が祝日だと気がついたのは45分後だった。

 

なんとも愚かである。

そそくさと家に帰り、診察待ちの間に飲もうとしたペットボトルの紅茶を飲み干す。

私は独り身だが、こういうときにパートナーの存在を欲してしまう。

「GW近いし早く病院行きな」

「今日祝日だよ!」

そんな少し考えればわかることを、きちんと口頭で伝えてくれるパートナー。

 

いやそんなものSNSでもコメントしてくれる方はいらっしゃるんだろうけども。

今日の紅茶はなんだか少しほろ苦かった。

 

 

以前読んだ本で「喉の不調は言いたいことが言えない体のSOSである」と見たことがある。

 

伝えられない苦しさを、喉に痛み・声枯れということで表しているのだそう。

それが事実なら耳鼻咽喉科なんていらないわけだが、こういう話は不思議なもので

言われてみれば確かにと考えることになる。

やはり私は愚かな人間である。

 

取り急ぎではあるが、病院の帰り道にドラッグストアで購入した

総合かぜ薬 新ルルを飲むことでこの場を凌ごうと思う。

 

風邪薬を探すたびに必ずルルを選ぶのは前職の上長に由来する。

上長の飼っている黒猫の名前が同じく「ルル」らしく、

「だからこれが一番効くんだよ」と太鼓判を押していたので

それにあやからせて頂いている。今のところあまり効いていないようだが。

 

 

とりえあず丸二日間、誰とも喋らずに過ごしたので多少マシにはなった。

これもまた悲しいかな独り身だからできることである。

 

なんとも複雑な胸中ではあるが、今日こそルルちゃんには

テキメンの仕事をしてもらいたいものである。