好きだったものが、実は長い時を経た復刻だったり、他者のカバー作品だったことを後から知ることは稀にある。そんな時、原作厨としては「原作を知らないのに好きなどと公言してもいいものか」と悩んでしまうのだ。
えっこれカバーなんですか??
私はBoobie Trapの「Beautiful Name」という曲が好きなのだけれど、これがゴダイゴのカバーであることを15年以上の時を経て初めて知った。
しかもこの曲はNHK『みんなのうた』御大のヒット曲でもあるそうだ。本当に知らなくて驚いた。
逆に、Boobie Trapというバンドはこんなにも素晴らしい曲をリリースしているのに、なぜ有名になっていないのか、と思っていた。(音楽に疎いの実は有名だったことを知らない可能性が高いが)
そもそもBoobie Trapとの出会いは、ライブやフェス好きな友人からもらったお古のiPodに入っていたことにはじまる。このiPodのおかげで10‐FEETやSiM、ONE OK ROCK、星野源など新しい音楽に触れることができ、それらは主に運転中の相棒として長年楽しませてもらった。その中で一際「このバンドいいな」と思ったのがBoobie Trapだった。
ゴダイゴのビューティフルネームとは違い、Boobie Trapはバンドらしい疾走感ある軽快な感じになっていて本当に驚いた。やはり『みんなのうた』御大、ちがうなぁ。
昨今JPOPを賑々しく飾る名曲が実は洋楽のカバーということも珍しくないが、この由来を知るきっかけは意外とないように思う。世代の違う人たちとカラオケに行って、「この曲ってこの人が歌ってたんですか!?」みたいな気付きは、あまり日常に潜んでいない。「銀河鉄道999」をEXILEとゴダイゴのどちらで検索するか、さして問題ではないが、気になるところではある。最近だとSNS、主にTikTokの影響で、10代~20代前半が尾崎豊を知っていたり、欧陽菲菲の「ラブイズオーバー」を歌ったりする若者がいる。音楽をどこで仕入れるかは世代によりけりらしい。音楽に時代も年代も関係はないようだ。
カバーを知ってから久しぶりにBoobie Trapを聞いたが、やはりいいバンドだ…と感動する。曲の出所はさておき、いい曲はやはりいい。ゴダイゴ、こんなにいい曲をありがとう。
