先日スマホの機種変更をした。お金がかかっている一大事なので何度でも擦るが、思っていた以上に面倒だった。手順ではなく、その後の詰めの甘さが。
スマホ依存~~~
ガラケー時代を経て、スマホが市場に出回り始めた時から比べると、データ移行は実に手軽になった。専用のアプリを使えば放っておくだけで一時間もあれば完了するし、ほぼ同じような状態にしてくれる。それぞれのサービスにログインし直す必要はあるが、今回クレジットカードの紐づけまで自動で完了していたのには驚いた。助かる反面、少し怖くもある。
如何せん、スマホにすべてを集約させ過ぎている。通話・SNSはもちろん、ゲーム、電子マネー、音楽、店のポイントカード。とにかくこれ一台で事足りる反面、この一台がなければアレもコレも不便になる。
そう思うと、昔はそれぞれに特化した役割を担わせていた。音楽はウォークマン、定期券はパスケース、ポイントカードはカードケースに。「ウォークマン忘れちゃった!」というのはしょっちゅうだったが、今現在「スマホ忘れた!」となることは、まぁない。あっても取りに戻るだろうから、充電器に繋がれたままのウォークマンとの重要度は比べ物にならない。
今回あまり考えずにデータ移行した結果、出先で電子マネーと交通系ICの引継ぎが完了できていないことに気が付いてめちゃくちゃ焦った。わかりやすく言うと、電子マネー専用のレジに並んだものの、そのどれもが機能していない。『ログインしてください』『旧端末を近くに置いてください』という無情な文字。おいおいおいおいまじかよ忘れてた~~~~!!しっかり汗と恥をかいて、現金で支払う。うぅん、恥ずかしい。
丸亀製麺のアプリは真っ先に開いてたまったポイントを確認したのに、肝心な電子マネーを確認していないとはどういうことか。そういうことである。当面出かける前にはスマホの状態を確認する必要がある。
便利なものには知らず知らずのうちに依存している。その存在が当たり前になった頃に別れがあって、「あの優しさは当たり前じゃなかったんだ…」と枕を涙で濡らす。あれ、これって恋愛??
今回その対象がスマートフォンだったわけだけれど、これはただのメカ音痴と言うべきか、詰めが甘いと言うべきか。その両方なのだけれど。
充電の持ちが今までと全然違う!!と喜んでいる場合ではない。もっと内面を見ていくべきだ。
