【6.19 日記】土地が違えば高級魚…鮎って高いのねん!?

おはよう。日記の時間だよ
土地が違えば高級魚
「6月1日は地元河川の鮎漁解禁日」というのは今もなおカレンダーを見るたび思い出す。
この日以降、川の周辺には釣り道具をどっさり乗せた県外ナンバーの車が停まり、流れが緩やかな場所に腰に腕章を下げた人がぽつりぽつり。
まもなくあっちやこっちのご近所さんから鮎のおすそ分けがやってくる。その代わりに畑で採れた野菜やら貰い物のビールなんかを渡し、また数日経つと「今朝釣ったばかり」の鮎がやってくる。食べきれない分は冷凍して、また数日経つと、を繰り返すのが夏。
幼いころは「食べきれないなら釣らなければいいのに」と思っていたけれど、しばらく経ってから「釣るのが趣味な人もいる」と気が付いて納得。釣るのは好きだけど食べるのは飽き飽きしている。贅沢なことだ。
だから実家の食卓に鮎が並ぶときは「誰々からもらった」だったし、どこで買ってきたというのは一度も聞いたことがない。そりゃあ歩いて3分の川で釣れるもの、買う訳がない。(もちろん漁業権は必要だが)
実家を出て、都会のスーパーに並ぶ鮎を見た時はたいそう驚いた。
え、あんた、こんなキレイにパッキングされて並べられるもんなの!?いつもクーラーボックスにいたじゃない!
しかもなんて強気なお値段!一尾400円ですって!?!?!?冗談じゃない!!

この時期は毎回スーパーに行くたび売られている鮎の写真を撮り、実家のグループラインに送る作業をしている。なんだか幼馴染がテレビドラマに出演しているみたいな気分だ。
「今晩肉じゃが食べる?」の感覚で「今晩鮎焼いて食べる?」と話すのはなんとも贅沢なことだったんだなぁ。
旬や産地によってそれぞれあるんだろうけど、未だに鮎の値段と春の七草がいいお値段で売られていることには毎回驚く。七草なんておかんが家の裏から摘んでくるものだ。
だから私はそこら辺の人よりも多く鮎を食べている自負がある。
そもそも鮎をはじめとする川魚は独特な匂いがあるから好き嫌いが分かれるが、「そういうもの」と思って食べていたから別に気にならない。生まれついて食べているものに疑問を抱くのは自我が芽生えてからもっと先の話。
苔しか食べない鮎の内臓を「これがウマい」と大人は食べるが、私はどうもハラワタの類はどれも好きでない。うるかなんて珍味があるが、これは地元でも人を選ぶほどの珍味である。
自分的には当たり前のことでも、世間で見れば「夏の季語」だったり、「贅沢な初夏の旬」になるんだなぁ。
それより私は銘菓「若鮎」を食べたことがなくて気になっている。鮎の内臓を求肥で表現するなんて、何か意味があるのだろうか、とか考えると面白いし、なによりめっちゃ美味しそう。
所違えば名物が違う。今度実家に帰省した折には、もう少し味わって食べようと思う。

