【7.19 日記】いいのかしら、私は駅のホームでセブンティーンアイスを食べる女よ?

おはよう。日記の時間だよ
駅のホームで食べる「セブンティーンアイス」
そう遠くはない最寄り駅まで、えっちらおっちら息をあげながら歩く昼過ぎ。曇り空に日傘を装備しても太刀打ちできない32℃。やれやれと駅のホームに着いたときには全身から汗が噴き出し、頭から湯気がもわもわと立ち上りそうなほどの熱が私を支配していた。
最近ホームに設置されたばかりの電光掲示板を見上げる。不自然なほどなめらかな文字によると次の電車は10分後らしい。しまった、ちょうど出発したばかり。田舎にいたときは「10分後!ラッキー!」と思っていたのに、今では「10分も待つのか・・・」とうんざりする程度には都会のライフラインにすっかり甘えている。私もゼイタク者になったもんだ。
とは言え、確かに駅のホームで10分待つことなんてさほどないかもしれない。
その日はことさら「10分もある」と考えた。ネガティヴな「も」ではなく、ちょっとだけ心踊る「も」だ。
そわそわする原因は目の前にある。セブンティーンアイスの自販機だ。

最寄り駅の上り・下りとも両方のホームにセブンティーンアイスの自販機がある。
学生が多いからなのか、駅長さんが大のアイス好きなのかはわからないが、最初に降り立った時には変な駅だと思ったものだ。せめてどっちかのホームとか、改札近くに一個置けばよかろうなのに。
私はずっとこのアイスを食べる時を狙っていた。
前に一回、飲み会終わりに終電で下りたときに買って、お行儀が悪いが食べながら帰路についたことがある。なんかちょっと冷たい物でサッパリしたいけど、コンビニに寄るほどじゃない、、と悶々として、そうだ駅にセブンティーンアイスある!と購入したのが最初だった。
それから何度も「食べたいなぁ」と思うことはあれど、意外とタイミングが難しくて自販機のボタンを押す憧れは難航した。
あと2分で電車が来るのに食べきれるワケはないし、すっかり寒くなった季節だと横の自販機のココアの方が魅力的に映る。駅のホーム・待合場という立地上、時間と気温がことのほか折り合いがつかず、ぼんやりと商品ラインナップを見る程度に文字通り指をくわえていた・・・
・・・が、今日なら、食べられる!!
迷わずボタンをポチ!
ホームの椅子に座ってアイスを食べる。ひゃ~~~~おいしい・・・!
昔ってもう少し大きかったような気がするけど、私が大きくなっただけなんだろうな。むしろ今はゆっくり食べてもいられないし、これくらいのサイズでちょうどいい。道行く人が私を見て、そしてセブンティーンアイスの自販機を見ているような気もする。おいしいですよ、コレ。と念を送ってみたりする。
10分後、さも「私ですか?いやぁ、アイスなんて食べていませんよ・・・」と澄ました顔をして電車に乗り込む私がいた。
程よく体も冷えて、食べたかったものが食べられて、大の満足。ちょっと割高ではあるけど、そういうテーマパーク価格として思うことにする。こういうのはね、お金じゃなくて経験ですから。
なんとも有意義な10分間だった。厳密には、タッチ決済の処理に手間取って7分くらいの出来事だったけれど、なんだかちょっとした非日常でわくわくした。
次、いつまた駅のホームでセブンティーンアイスが食べられるだろうか。シチュエーションも含め、おいしさ以外の楽しみができてうれしい夏。


