【5.29 日記】古本の品格

おはよう。日記の時間だよ
久々に古本屋ってきた
最近長風呂するのにハマっている。
汗をかき始める季節になると、「えっ私の体臭クサすぎ・・・!?」と某写真バナーよろしく、ちょいとばかし身だしなみに気を使う必要がある。
黙っていても汗はかけるが、どうせならえいやっと大爆汗したい。ので、風呂に30分くらい浸かるようにしているが如何せん暇。
それら本でも読むか、と思ったがあいにく私は電子書籍派。
まだ分割支払いが終わっていないスマホを風呂に持ち込むのはイヤだし、コンビニのPHP出版の冊子みたいな濡れてもふやけても問題ない本を買おうと思ったけれど、そういう時に限ってコンビニの本棚はシケている。チェッ。
こういう安くてサッと読めて、罪悪感なく処分できる雑誌は大変に貴重である。
普段は全く読まないけれど長風呂の相棒にはちょうどいい。普段は見向きもしないのにね。
どうせ読むならと古本屋に行ってきた。
古本屋でアレコレ物色するのは小学生以来?かもしれない。そもそも古本に対してはちょっとだけ抵抗がある。服と違って洗えないから。
社会人になってからは通勤路にフタバ図書があったから、週1ぐらいで寄って新書を買い、読んでメルカリで売るサイクルをぶん回しまくった。その時は実用書が多かったな。
実際に「小説」と呼ばれるジャンルを一番読んでいたのは中学生の時かもしれない。
当時姉が「おいしいコーヒーのいれ方(村山由佳)」を読んでいて、貸してもらって「なんじゃこの面白いものは!!」とドはまりした。刺激の少ない田舎にとって、勝利とかれんの純愛はあまりにもまぶしいオアシスであり、「こんなオシャレな小説を読んでいる自分」に酔うにもピッタリの作品だった。
その後は村上龍、石田衣良、三島由紀夫、乙一・・・比較的短編が多い作家を選んで読んだ。ミステリーやサスペンスなど考え事が多い作品は好きでない。そんな理由で実はハリーポッターも読んでいない。
何を以てしても内容をあまり覚えていないのが悔やまれるが、久々に小説を読むとなるとなんだか楽しくなってくる。たまには本があふれる場所に足を運ぶ必要がある。

※『こんとあき』だけ新品で購入
1時間ぐらい店内をぐるぐる回って4冊に選んだ。はぁ楽しかった。
普通の本屋と違い、著者と雑なジャンル分類で並べられているからわかりにくいったらない。
でもだからこそ思わぬ出会いがあるのも面白い、と言うことにしておこう。
ぐるぐるふらふら歩いていると、カゴ2つにたっぷり積まれた本を足元に、棚の端から一冊ずつ引き抜き背表紙を見ている男性がいた。
おやおやこれはなんとも熱心な方もいるもんだ。最近の言葉で言う「ザッピング」の醍醐味はどこに落ちているか分からないお宝を掘り当てることですものね。
・・・でもなんとなく、おかしい。
言い方が悪いが、どうやっても本を読むような人に見えない。これは差別とかルッキニズムとかそういうことではなく、なんというか、本の扱い方からわかる感じと言うか、小型犬をワザと女子高の前で散歩させているオジサンのような嫌悪感を感じる。
なんだろうなぁと横目に見ていると、どうやらスマホで背表紙のバーコードを読み取っているようだ。
なるほど、せどりってやつかぁ・・・
確か15年以上前に流行った古本せどりビジネスをしている人がいることに驚く方が先だったけれど、なんだかムカムカしてきた。
一冊ずつ手に取りスマホをかざしてポチポチ、パラパラっと捲って状態確認し棚に戻すかカゴに入れる。そんなに本を引き抜き戻しってやっていたら本が傷むっつーの!!!ただでさえ古本なんだから!!!!
オジサンにとってはお商売だから仕入れのためとは言えさぁ、本当に読みたい私がその棚を見られないって言うのはちょっとムカつくんですけど。
とはいえ私にオジサンの行為を止める権利はないので渋々他の場所に移動したが、そのあと何やら店員さんに声をかけられているようだった。ざまぁみろ。
オジサンが何をしていたのかが気になって調べると、スマホやバーコードリーダーを使った価格調査は「ビームせどり」と呼ばれるものらしい。
アプリが自動で相場や利益を計算してくれるものらしいが、店舗によっては禁止行為とされていることもあるらしい。もしかしたらオジサンは他のお客様からタレコミがあったのかもなぁ。ざまぁみろ。
他にも1人、同じような男性がいたが初心者っぽかったので無言の圧をかけたらすぐ逃げた。すまんね、その棚、私も見たいんだ。
禁止行為かどうかは書店側が決めることだから何とも言えないし、そもそも古本で購入すること自体、著者にとって利益にならない・重版のチャンスを逃してしまうからと批判的な意見もある以上、グレーとオフホワイトな言い争いである。
でもなんとなく、自分の好きなものを愛もなく商売道具にされていると思うと少しもの悲しい気持ちがあったりなかったり。
私も半額以下で本を買わせてもらっているし、何ならお風呂で読んでシワシワになったら処分しようとすら思っているから同罪なのかもしれないね。
古本を見る前にサイゼリヤで赤ワインを2杯飲んだのもよくなかったが、家に帰るとぐったり疲れた。
スピリチュアルではないが古本や古着のお店に長居するとドッと疲れがくる。
今日のところはシャワーだけにして、明日からお風呂で読書祭りを開催する予定だ。楽しみッ!!

