ストールがいる夜 冬支度は14匹に習え
めっきり冷え込んできた。夜は軽装備で外に出てはいけない。
首をあたためろ 首をしまえ
寒いときは「3つの首」をあたためろというのは古からの歴史、ぽたぽた焼きのおばあちゃんの知恵。
首、手首、足首をあたためるとぽっかぽかというやつ。大きい血管があるとかそういうのだったと思うが、とにかく3首と背中を温めておくだけで寒さの感じ方が全く違う。
今晩はやや厚手のカーディガンを羽織って出てきたが、不十分だった。ストールがいる。
まだマフラー…ほど仰々しくなくていい。ストールでちょっと首元と肩を温めたい、そんな感じ。出先ではちょっとひざ掛けとして使いたいし、歳を重ねるごとにストールへの信頼度が増す一方である。
以前はカバンにストールを忍ばせる母親のババァ臭さになんとも言えぬ恥ずかしさがあった。
だが今なら分かる、ふとした寒さを凌ぐにはお誂え向きにちょうどいい布、それがストール。厚すぎず薄すぎずを探すのが難しいし、サイズも多種多様、小さすぎても大きすぎてもいけない。
ブランケットいいが、かさばるし、女子高生の教室のように背中にかけてマントにすることはできない。ブランケットなら洗いやすさで綿・ガーゼ生地のものを愛用しているが、これが意外と保温性があるし手触りがいいし、化繊より気に入っている。ひつじ年生まれだから羊柄。最高にかわいい。
ということで、クローゼットからストールを引っ張り出す作業をする。そもそも衣類をあまり持っていないから衣替えはいつもこんな感じで、必要に応じて「引っ張り出す」形で行われる。だが、しまう時に洗ったかどうか疑わしい。こういうモケモケしたものは洗うのが億劫だからいけない。(ネットに入れて通常と同じ洗濯をするだけだが。)
実は今、去年流行ったバラクラバを編みはじめている。

このペースだと完成は10年後になってしまいそうなのでピッチを上げなければならない。
バラクラバならフードにもなるし、首元もあったかいし、ソックヤーンの華やかさで冬も楽しくなることだろう。持て余していた毛糸の就職先が決まってよかったよかった。やっぱり段染め糸は棒針編みの方が映えるのだけど、2本取りだとまた違う表情になっていいんじゃなかろうか。
冬支度を始めるにはあまりにも遅い。14匹のねずみたちだってもっと計画的に冬の準備をしていた。母親がこのシリーズが好きで家に全巻あったが、全員が協力してえっちらおっちら、準備から段取りを執り行っているのは、今考えたらなんと素晴らしい家族なことか。
いくら私が寒さに強いと言え、「そろそろ小春日和って言葉が使えるナ♪」などと考えている暇があれば、ヒートテックを引っ張り出しコートを陰干しするべきだ。
まだ冬を迎え、年を越すことに対して向き合えていないのだろう。加減羽毛布団ぐらいは取り出しておいて、「やっておいてよかった♪」と言えるようになって…おきたい。

