なんでも世界は今、シール帳が流行っているらしい。歴史は繰り返すものだ。
シール帳 ほしい~~
私も例にもれなく女児時代はシール帳を持っていた。だが可愛い系の文房具をはじめシールなど、勉学に必要とされるものは中々買ってもらえなかったし、おこずかいは漫画に使っていたから「お気に入りのシール」なんてものはなかった。自営業だったから『大特価!』みたいな、ある意味レアなものは持っていたがそういうことではない。
香りつきのもの、中に水が入っていてビーズがゆらゆらするもの、タイル状のものなどジャンルは幅広く、それぞれ値段相応のヒエラルキーと対価を求められる、女児の社交場であり証券取引所だったように思う。
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物価高とは言え1,000円て!高すぎてもはや大人の趣味だ。これを子どもが買えるはずがない。
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やはりと言うべきか、子ども相手の値段ではない。子どもに好かれたければこういうシールを30枚くらいどさっとプレゼントすれば一気に手籠めにできるだろう。大人だって籠絡される。
そもそもシールなんてあそこにもここにもと貼るものではない。まだ自我が芽生える前に冷蔵庫やタンスに貼ったものを除き、貼り方にある程度の美しさが必要になってくる。幼児がルールもなく貼ったシールもそれはそれで愛おしいのだが、大人とあればTPOが必要になってくる。
最近だとスマホのカバーをはじめ、電子タバコなどの電子機器にシールを貼る人が多いと思う。ほぼ毎日持ち歩くものだし至極全う、お気に入りを持ち歩くにはちょうどいい媒体だ。「これに貼りたいからシール買おう」となるだろう。
それが「シール帳」という無限の所有地を得てしまったら、秩序は音を立てて崩れていく。ぺりぺりと台紙からはがす楽しさ、どこに貼ろうかなというデザイン性、誰かと交換する興奮、すべてがあの一冊に入っている。シール帳は女児のたしなみであり社交場だった。それは今も変わらないとみている。
そんなわけで今、注文しているバインダーが届くのを待っている状態だ。しばらくは文房具屋に足しげく通う日が続きそうだ。
このまま行くと、次のブームは交換日記ではないかと踏んでいる。プロフィール帳は個人情報の観点から怪しいので、ここでこのままアナログで攻めてくるのではないだろうか。個人的には香り玉が最熱してほしい。友達が分けてくれたものを名札の裏に入れるのが流行していたのが懐かしい。何のために、なんて野暮なことは言わないでほしい。当時できなかったことを財力で全部回収する、これが30代女児の楽しみ方だ。
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