気と食事と中庸
なんだか体調がパッとしない日が続いているが、ふと舌の腫れぼったい跡に気が付いた。舌のふちに歯形がついている状態。漢方を処方してもらうときに診てもらう内の舌診である。
もしかして:気虚
舌の周りに歯形が付いている状態を、東洋医学では「気虚」の状態にあることを差す。からだをめぐる気・血・水のうち気が不足している状態で、ざっくばらんにエネルギー不足みたいなことである。
主な症状としては
- 疲れやすい
- 意欲がわかない
- 息切れしやすい
など、とにかくぼんやりやる気が出ない状態。なるほど今の私の状態にぴったり当てはまる。
私が東洋医学を好きな理由に「バランスよく整える」ことがあげられる。西洋医学はからだの悪い状態を投薬や手術でピンポイントで対処するのに対し、東洋医学ではからだ全体の中庸(過不足なく偏りのない状態)を目指していく。からだの状態を調べるのに気血水を確認し、食事や漢方で不足を補い過剰を取り除く。ゆらゆらと揺れるシーソーをできるだけ真ん中に近づけていくイメージが近い。
なんとなくの体調不良は病院に行ってもはっきりとした診断をもらうことが難しい。ストレスかなぁ、とか、疲れてるね、とか。そういったことは薬ではなかなか対処しきれないだろうから、もっと根本的なところに切り込んでいく必要がある。機械ではない生身の人間だからこそ、ゆらゆらと揺れるあそびの原因追及は必要不可欠だ。
もう一点、東洋医学の好きな理由に生活に気軽に取り入れられるということがある。食事や生活習慣など、薬や漢方を処方してもらわなくても普段から養生になる。薬膳というと小難しく聞こえるが、実際は食べる物を少し意識するだけで特別な調理法があるわけではないので意外と身近な存在である。
というわけで、気虚だと思われる私は早速スーパーに足を運ぶ。穀物、豆類、イモ類、キノコ類、鶏肉などがいいらしい。調べた中でお手頃なお値段のものをカゴに放り込むだけで、なんとなく健康に近づいている気がする。
家に帰って早速作ったのはシイタケとカボチャの素焼き。とにかく野菜は焼いて塩を振っただけが一番おいしい食べ方だと思っている。それと、ちょうど実家からナスとピーマンが届いていたのでそれらの煮浸しと鶏肉のポン酢炒め。今日は使わなかったが、厚揚げ、納豆、豆腐、長芋、オクラが冷蔵庫に控えているし、温かい汁ものをさっと作れるようとろろ昆布と白だしを購入。私は食時に健康面の目的があった方がしっかり食べるのでこういう行動は早い。とにかく材料を買っておけば調べて何なりとするだろうから、今後のメニューについては明日以降の私に任せることにする。
健康はちいさなことからコツコツと、今も熱いコーン茶をふぅふぅしながら飲んでいる。

現状の理由と対処法が判明しただけでもとても気が楽になったから、もっと体の声を聴いていかなければならない。SNSの広告でよく見るすっぽん小町を購入しそうになったが、値段を見てやめた矢先の舌の違和感だった。サプリや栄養剤でごまかそうとするのはいい加減卒業すべきだと反省しきりである。
