【11.4 日記】ナスのヘタ、イボにスリスリ

おはよう。日記の時間だよ
ナスのヘタと懐かしい思い出
ナスのヘタを切り落とすたびに思い出すことがある。

幼少期、多分小学生低学年?くらいまでだっただろうか。
私の左膝には謎のイボがひとつだけあって、痛くもかゆくもない、ただ小豆みたいな小さな突起だった。
本人としてはなにも思っていなかったけれど、台所でナスのヘタが切り落とされるたび、さも当然のごとく私に渡されていた。
ヘタの切り口をイボに擦りつけるのである。
こうするとイボが取れると教えられてからというものの、健気にさすりさすりと、イボにナスの果汁を染みこませていた。
夕飯作りで排出されたヘタをもらい、夕方のアニメを見ながらクルクルとイボを擦る。
当時は信じるも信じないもなく「やれと言われたからやっていた」だけだが、当のイボは気がついたらなくなっていた。
これがナスのヘタのおかげなのか、はたまた祖母からもらった「イボコロリ」が効いたのかはわからないけれど、今も再発することなく、痕も残っていない。
昔の民間療法はバカにならないものである。
ミツバチに刺された時、祖母が自家製のマムシ酒を取り出してきて患部に塗られた時は「あんまりだ」と涙を流したものだが、庭に自生するアロエは火傷に、裏山に生えるヨモギはお風呂に・・・と、民間療法というより「おばあちゃんの知恵袋」で生きてきた。
私にとってナスのヘタもその1種で、ただのおまじない程度だったんだろうと思っていたが・・・
改めて調べてみたら、ちゃんとした効果があるとされているらしい。マジかよ。(医学的根拠がよくわからんので引用は貼らない)
やっぱり昔の人ってのは、そういう直感じみたものがすごく発達していたんだろうか。
私ならどうやったって「イボできた!せや!夕飯のナスのヘタすりつけたろ!」とは思わない。
実際に私がどれだけの期間ナスのヘタをスリスリしていたのか明確には覚えていないのだけれど、今もナスのヘタを切り落とすたび、なんだかもったいないように感じる。
パブロフの犬ならぬ、パブロフのナスのヘタ・・・いや、別に嬉しいわけじゃないんだけど。
こういう小さな思い出って案外忘れないものなんだなぁとしみじみ思うなどして。
ナスは大好きな素焼きにして、トロトロおいしくいただきました。


