【7.11 日記】トンカツをいつでも食えるくらいの幸せを

おはよう。日記の時間だよ
トンカツの幸福基準と指数は健康にいい
15時頃、出先で「腹が減ったなぁ」となんちゃって井之頭五郎ごっこをしていた時、ちょいと惹かれるものがあってトンカツ屋に飛び込んだ。
トンカツって決して安くはないけれど、やっぱり専門店のカラッと上がったザクザク・アツアツの衣に、ふわふわの千切りキャベツが食べたくなる。半年に一度ぐらいしか「トンカツが食べたい!」とひらめかないのだから、このタイミングを逃す手は無い。

ビールは先出しでいただき、おいしくなぁれとゴマをあたりつつテーブルに添えられた高菜をつまみながら待つこと数分・・・ほほォ、ヒレカツとカニクリームコロッケ。いいねぇ!!
久々のアツアツの揚げ物。アチアチ!とやけどしそうなのをビールでクールダウン、口の中に残るゴマの香ばしさ。うーん、大人って感じ。山椒がきいた味噌汁と麦飯、どれも一捻りあってうれしい。最後にビールをグイッと飲み干して・・・はぁ~大満足!!
トンカツといえば、マンガ「美味しんぼ」(11巻・「トンカツ慕情」)にて有名なシーンがある。
窃盗に遭い落ち込んでいる若い男が、トンカツ屋店主の好意によりトンカツをごちそうになる。30年の時が経ち大成功を治めた男はその時の味が忘れられず、恩返しのために主人公の山岡に店主を探す依頼する・・・という、なんとも粋な話だ。
金を取られ落ち込んでいる若人に店主は話しかける。
「人間そんなに偉くなることはねえ。ちょうどいいってものがあらあ。」
「いいかい学生さん、トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。それが、人間偉過ぎもしない貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ」
店主の人柄と愛情があふれる一言。この言葉と施しによって、30年の時を経て、人間の新たなつながりが生まれていく、美味しんぼきっての名作だ。
この「トンカツをいつでも食えるちょうどよさ」っていうのがまた本当にちょうどいい線で、定食屋よりちょっと値は張るが、かといって敷居が高いわけではない。これは寿司でも洋食でもなく、確かにトンカツが適役だろう。
トンカツを食べるたびに「これがちょうどいいんだな」と考えながらザクザク頬張る。確かに、これを毎日食べるのが贅沢!というのも違う気がするし、かといって頑張ってお金を貯めてやっと食べられるもの、というものでもない。
ビールと一緒に楽しんだから山岡さんには怒られるかもしれないけれど、私のとっても「トンカツがいつでも食べられる」のは生活の指標の一つとして大事にしている。
・・・と考えつつ、すでにあのザクザクジューシーなトンカツが食べたいとも思っている。理想と現実は難しいものだ。


