使い切るって 集中すること あるを見ること
先日「最近意識していることがある」と明記したが、すっかり説明を忘れていた。ZINEフェスの疲れが若干残っている気がする(言い訳)。
アンダーコンサンプション・コア…フゥン…?
あることっていうのは「今持っているものを使い切る」こと。
え、このモノが飽和しきったこの時代に、改めてなんですのん。もしくは、そんな当たり前のことで何を偉そうに。などと思われるだろうが、本当にこれ。
洗剤、化粧品、服、消耗品でもなんでも、とにかく使い切ること。あるものを使うこと。最近の捨て活に便乗して、いらないものは捨てる、なら、必要なものは感謝して使い切ること。これを思いついた。
私の中でこれは本当に意識していなくて、とにかく使い切る前に新しいものを買って…というのをしがち。SNSで見たヤツ、とつい買ってしまって、残っているものを雑に使ったり。あといただき物のパックとか入浴剤とか。
最初こそ「もったいないからとっておこう」だったのに、気が付いたら「なんか使うタイミング逃しちゃったな…」となりがち。これ、めちゃくちゃもったいない。
高級なお菓子ををケチって少しずつ少しずつ食べた結果、賞味期限切れで大半を処分することになったとか、そういうのに似ている。あるなら使えばいいのに、使い時や価値で躊躇していては本末店頭である。
まず、頂き物のパックと入浴剤を使う。毛嫌いしていたところだけれど、もし合わなかったらその時に処分しようと考えていた。けど全くの杞憂で、むしろ「もっと早く使ったらよかったやん」となった。アホである。
そしてクレンジング、私はクレンジングと洗顔には一家言あるのでアレコレ試したくなるが、とにかく今持っているものを使い切るまで新しいものは買わないと決めた。
洗濯用洗剤と柔軟剤もなぜか2本ずつある。どちらかはあんまり気に入ってなくて使ってないのだけれど、せっかくあるのだから使うべきだ。
ストックしている食材・保存食も使う。ローリングストックを意識して、一回賞味期限が近いものを食べる。
「当たり前」と言えばその通りだけれど、改めて意識すると中々難しい。
一度買い物に出れば「新発売」とか「お買い得」とか。なかなか魅惑的な商品の陳列に一瞬心が揺らぐ。いやいや、ダメダメ、まだ家にあるんだから。お菓子が欲しいとゴネる子どもと、家にあるから買わない母の攻防戦に似ている。
なくなるまで、壊れるまで、最後まで使い切る。だからと言って何が変わったこともないけれど、今までいかにモノを無駄にしていたかを痛感して恥ずかしい。モノが飽和している時代、一度立ち止まって考えてみるべきだ。
さて、「使い切るって大事やん」と世紀の大発見をしたかのように息巻いていたが、世の中には「アンダーコンサンプション・コア」という言葉があるらしい。
過剰な消費社会に疑問を持ち、本当に必要なものだけを厳選し、今ある物を大切に長く使い切ることを重視する、Z世代を中心に広がる新しいライフスタイル・価値観のこと(AIによる概要)。
消費時代の現代を皮肉するように、一つのモノを大事にする方がカッケェべ、ってことかしら。調べたら擦り切れた靴を自慢しあうみたいなことがあって、なんかそれも違うような気がするけれど。
でも確かに、一つのモノをしっかり使い切ることは「足るを知る」であり、しっかり向き合うことだと感じた。
化粧品だってなんだって、モノには良し悪しの両面が必ずあり、モノが複数あれば比較して、劣っている方が処分される。逆にモノが一つしかないなら比較もできないし、そのモノ自体の良し悪しときちんと向き合うことができる。
また「今日はどれにしようか」と悩む時間もなくなり、精神的にも良い。これは思わぬ副産物だったけれど、どうやら選ぶって意外とストレスだったらしい。
新しいものを導入する前に、既存のものを工夫して使いましょうよ、という提案。「買えばいいじゃん」に慣れていると億劫に感じるが、自分で考えて工夫する方がよっぽど使いやすく思い入れがある。精神論ではあるが、私は結構好きな考え方だ。
そんなわけで、とにかくあるものを使おうとしている。このブームがいつまで続くかわからないが、考え方がとても素敵。なんとなくやってみようと思ったことだけれど、調べるとちゃんと意味がある。
そんなことをしていたら長年愛用していたコーヒーデカンタが割れてしまった。ウゥム、なんというタイミング。だが君にはあと半世紀ぐらい働いてもらうつもりだったから、また買いに行く必要がある。

買いなおすと買い足す、似ているけれど違う。捨て活でモノの扱い方を考えるきっかけとなってよかった。
ちなみに今日は使っていないスマホやドライヤーなどの小型電化製品を市役所にて無料で回収してもらえると知って、アレコレ抱えて行ってきた。処分にお金がかかると思っていたからラッキー。壊れているものを手放すのも大事だ。
あともう少しだけ、こざっぱりしたい気持ちがある。今できる時にやるしかない。
