出先で自販機が使えなくて困ることが令和の時代に起きるとは思っていなかった。
あっつ~~~~~
一か月に一度のまつげパーマに行ってきた。奥二重だし、どれだけビューラーでグイグイ上げても「カールキープ」を謳うマスカラでもすぐにうなだれてしまうまつ毛には、薬剤を使うしかない。
予約は14時。どうせ外出するのだから1時間早く家を出て、用事を済ませるとしよう。久々に昼間の大通りを自転車で抜けたが、やはり日傘を使っている方が多い。そりゃそうだ、最高気温を数字で見るよりも明らかに異常な熱。昔は「日射病」と言っていたのに、今は「熱中症」にランクアップしている。そんな暑さのピーク14時前に、麦わら帽子を被った爺さんがせっせと植木に水をかけていた。今あげてもすぐにお湯になるから根が傷むぞ、と言うのもおせっかいだから黙っておく。
まずは銀行。近所にATMがあればいいのに。昼過ぎの銀行は意外と閑散としていた。月初とは言え2週目だとこんなもんなのか。そして道路を渡ってホームセンターへ。駐輪場の空気入れを拝借した後、ベランダで細々と育てているシソ用にいくつか買い出しをする。
本当によくないのはわかっているけれど、日当たりも風通しもよすぎてすぐに水枯れしてしまうので、自動給水機を購入。今植えているプランターが小さくなってきたから、一回り大きい鉢と底石を買う。培養土は前に買っておいた。これで明日植え替えをしようと思っている。
明日にするのは、今日(8月6日)までが土用の丑の日だから。この期間は土いじりは避けた方がいいらしいのであやかっておく。昔の人が言うことはだいたい正しいので黙って従っておく。
さて、そうこうしていたら約1時間が経過している。そろそろまつ毛パーマの予約時間だから向かわねばならない。100円ショップで卓上カレンダーを探していたらヤバい時間だった(そして無かった)。なんとなく水分を摂取したい気もする。まつ毛パーマの施術は約1時間程度。爆睡する予定だけれど、なんとなく冷たいものをゴクリと胃に落としておきたい気分だ。
レジに行く前に売り場をザっと見るが飲料水は売っていなさそう。別の階を見たがレジが混雑しているようだから並ぶのは微妙。こうなったら通り道の自販機で麦茶でも買おう。
そうして自転車にまたがったときに思い出す。
私、さっきのお会計で、財布の100円玉全部使ったよね…?1,000円札はあるけれど、全部新札なんじゃ…?
走り出した自転車を止める赤信号で財布を探る。小銭はないし、やっぱり新札しかない!ついこの前、『自販機で新札使えなくて困るよね~』という話をしたばかりなのに!!!
いや待て、駅の自販機ならICOCAや電子マネー決済ができる自販機があるはず、という機転もむなしくどれも対応していない。今までこんなところに自販機があったのかと気が付かなかったのに、今日はやたらと自販機が目に入る。だが、どれも私の手持ちのカードでは切り札になり得ない。詰んだ。
焦りも空しく時刻は14時、ちょうどきっかりにサロンに到着する。まぁどうせずっと寝てるだけだし、と腹を括ってドアを開ける。真っ先に目に飛び込んだ水色のタンク。ウォーターサーバーあんじゃん…!!!
受付もそこそこに店員さんが「よかったら水分摂ってくださいね」と。なんて優しい。小さな紙コップ半分くらいの水をいただく。うまい。ぬるいけれど、うまい…!!
こういうお店とか薬局にあるウォーターサーバーは誰が使うんだ?と思っていたけれど、こういう時に助かるのか。はぁ、なんて素晴らしいサービス。ありがとう。本当にありがとう。
潤いと安心感を抱いて小部屋に通されたが、鏡を見て愕然とした。汗びっしょりで額には乱れた髪が張り付き、暑さで真っ赤になっている。そりゃ水飲めってすすめるわ。帽子を被っていたとはいえ、暑さに大敗している無残な姿だった。
お恥ずかしいが施術中もめちゃくちゃ汗をかいていた。背中が「さっきまでそこに赤子がおったんか?」ぐらい濡れていた。紙コップ半分の水分で足りるはずがない。サロンを後にし、すぐにドラッグストアに駆け込んで十六茶を買った。うまい!!!!
1時間ぐらいだし、と水筒をもっていかなかったのがよくなかった。ぬるい水道水でもないよりはいい。最近は電車で出かけることが多かったから、駅ナカの自販機はだいたい電子マネー対応だから油断していた。今後は念のためコインケースに小銭を持ち歩く必要がありそうだ。
まさか令和の時代にお茶の一本が買えなくて困ることになるとは。コンビニに行けばいいのだけれど、予約に遅刻するのはイヤだったからスルーしてしまった。まつ毛が上を向くことも大事だが、それよりも体の方が大切。この判断を誤ってはいけない。大反省。
それにしても、暑いにもほどがある。皆さまも熱中症にはお気を付けください。
