【8.31 日記】 芋 を 蒸 せ

おはよう。日記の時間だよ
蒸籠、久々の登板
先日スーパーでサツマイモが安かったので買ってきた。何をどうとち狂ったのか、1本でいいのに2本も。
芋栗南瓜は秋の代名詞であり、「天高く馬肥ゆる秋」の証明でもあると言える。とにかくどれもおいしい。

とは言えサツマイモを買ってきたはいいけれど、さて蒸すか、となると途端に腰が重くなる。
レンジでチンでいいとChatGPTは教えてくれるが、じゃあさてとなかなか「さてサツマイモを食べるか」という気分にならない。
なんだろう、サツマイモ風味のお菓子は好きなのに、サツマイモを調理して食べてやろうとなるととたんに億劫だ。
蒸かされたものを出されれば食べるのに、いざ自分が蒸かすとなるとなんだかとんでもなく厄介で面倒で、なんだかすっかり後悔してしまっている。
とは言えサツマイモにも自我がある。
台所の片隅に追いやられた彼らは新しい息吹を少しずつ世界に開かせている。つまるところ、芽が出始めている。
これはいけない。ようやっと重い腰を上げ、混沌の台所下収納を開けて蒸籠を引っ張り出した。

でも蒸籠って引っ張り出すことにさえ成功すればその後はなんてことはない。
たっぷりお湯を沸かして、その上にポイッと乗せるだけ。あとは30分後にタイマーが鳴るまで放置。

あれだけ億劫だったのがウソのように手間なく蒸し上がった。
なんだ、これだけのことだったのか。
あとは保存容器に入れて、ぽつぽつ食べ進めていけばいい。あースッキリ。台所のサツマイモと目があうたび、過去の自分への戒めと未来の自分への期待、その両方から押しつぶされそうになっていた。
やっとこれで解放される。し、冷蔵庫にはチンすればほくほくのサツマイモが食べられるようになっている。ウッシッシ、我圧勝也。
イマドキの紅はるかやシルクスイートなど、砂糖がたっぷり入っているのか!と思う程にねっとり甘みの強いものもあるけど、たまにはこうやってほくほくの、バターをたっぷりつけたくなるようなものもいいね。
食べながらなんとなく秋を感じる。
し、私はサツマイモを蒸かせる大人になったのだ。
今日のサツマイモはなんだかとてもおいしい。ふふん。


