かなスの巣

後腐れのない日記帳

許せるようになるけど明確になるものってな~~んだ??

 先日、女子会で話し過ぎたことが直接的な原因かは不明だが、持病の喘息が悪化している。何事も程ほどにしなければならない。

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答え:パートナーに求める条件

 宴も中盤頃、「彼氏・パートナーに求める条件」について活発な意見交換を行った。見た目・性格はもちろん、離婚歴から飲酒・喫煙について、マッチングアプリの検索欄さながら言い出せばきりがないものである。

 先に述べておくが、私の理想は「高身長・塩顔・マッチョ・離婚歴問わず・認知している子どもがいるとちょっとイヤ・非喫煙者」である。

 顔についてはキリっと一重の切れ長目がクールで好み。鈴木亮平が最高だ。マッチョというのはボディビル系が最高で太っている分は問題ないが、ひょろっとした線の細い男性はあまり隣に並びたくない。離婚歴は問題ないが私自身子どもが欲しいと思っていて、前妻との子どもに対して嫉妬の感情を抱きたくないから、お互いのためにクリアであってほしい。煙草は私の喘息が悪化しやすいので、妥協して電子タバコなら、というところ。

 

 あぁだこうだと議論をし、結論として『実際好きになった人が理想通りなことはない』ということが挙げられた。細マッチョが好きだったけど、お付き合いした人のビール腹は愛おしくなるし、苦手な煙草もだんだん好きな香りになってくる。理想ありきの出会いを求めるのは、マッチングアプリが普及した現代では簡単なことなのかもしれない。だが、ランダムエンカウントする生活上の出会いでは、誰がどんな地雷原を持ち歩いているかわからないし、そもそもこの先どういった関係になるかわからない。好みのバイアスがかかっている状態では、人となりも見えないまま足切りしてしまっている可能性もある。男も珍味も食わず嫌いは損をすることに繋がりかねないワケだ。

 かく言う私も、以前お付き合いした人は背の高さは私とさほど変わらない、ソース顔のぽっちゃりでヘビースモーカーだった。端的に好みの真逆である。それでも何時間でも会話ができたし、一緒にいてとにかく楽しかった。ちょくちょく煙草を吸いに行くのはイヤだったけれど、まぁそれもまた、とすっかり盲目になっていた。実は既婚者だったことが判明して終わったのだけれど、経験として「真逆もイケる」ことを認識できた。

 

 若い頃は「とにかく優しい人!」などと言っていたが、優しいだけの男なんて叩けば叩くほどホコリが出てくる煎餅布団のようなものだ。揚げ足を取るようだが、機転が利くとか臨機応変とか、いわゆる「しごでき(仕事ができる)」な方が真の優しさを持ち合わせているような気がする。

 30を過ぎて痛感しているのは、仕事を頑張っている人は異性として魅力的であるということ。仕事の愚痴ばかり言っているけどかっこいい!と思ったことはないような気がするし、仮に結婚しても家庭内でそんなことをグチグチ言われ続けたらたまったものではない。だから私もしごできでありたいと思っているのだけれど、なかなか難しいものである。

 最後に理想について付け足させていただくと、「心身ともに健康であること」をリストに掲載したい。私自身メンタルを一度崩しているので、落ち込んで泣きわめくパートナーに「私がいるよ、アナタの支えになるワ」などとキレイごとを言える余裕はない。できれはご自身で機嫌を取れる、自分自身の取り扱いを熟知している方がいいな、と思う。そのためにはまず私のトリセツを完成させなければならないが、今のところ完成の目途は立っていない。

 理想ばかりを述べて何の準備もしていないのは少々分が悪いが、ありのままの自分を愛してくれる人が空から降ってくることを今日も願っている。